酉の市が始まるといよいよ年の瀬が迫っていることを感じる方も多いのではないでしょうか? 特に商売をしていると商売繁盛祈願の「熊手」は必需品です。
酉の市は浅草や新宿の花園神社などが有名ですが、足立区民でも意外と知らないのが酉の市(お酉さま)の発祥地が花畑だということです。 竹の塚近辺の東武バスに乗車すると女性のアナウンスで流れるので知っている方も少なくないのですが、竹の塚地区以外となると浅草のお酉様に行く人も多いのです。
でもやっぱり「元祖酉の市」は花畑のお酉様なのです。
お酉様は江戸時代から続き、開運招福・商売繁盛を願います。
イイクニ作ろう鎌倉時代の100年ちょっと前の後三年の役(1083年)には、兄源義家を慕って清原一族平定に向かった新羅三郎義光が、武具を奉納し、戦勝を祈願したことから鷲(大鳥)神社は武神として尊崇されるようになりました。
江戸時代にもなると日本武尊のご命日といわれる11月の酉の日に、武家は綾瀬川を船で上り、町人は徒歩か馬を使って詣でたそうです。 ところが、江戸(北千住より江戸ではなかったのです)より遠かったため、千住の赤門寺に「中トリ」、浅草竜泉寺で「初トリ」が行われ、吉原を背景とする浅草の大鳥さまが繁昌するようになったのです。
・・・とはいっても、花畑の酉の市が発祥の地で元祖!と肩肘張っても神様は懐が広いので細かいことなんですがね。
酉の市の境内ではお囃子が奉納され、東京23区だと忘れてしまう別世界を楽しむことが出来ます。 まわりは八潮や三郷に抜ける裏道になっているのですが、酉の市の境内は広いためかクルマの音もほとんど聞こえないので安らぎます。
酉の市では12年に一度の酉年に渡御が行われます。
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お祭りの楽しみは・・・やっぱり縁日ですよね。酉の市の縁日には今ではあまり見かけなくなった屋台が沢山でてきます。
亀釣りも最近では見なくなりましたよね?
珍しい所では「のしイカ」の屋台もありました(下の写真参照)。オジサンが職人技で「のし」ていました。酉の市に立ち寄りの際は是非、お試し下さい。