■足立区のベクトル
また、足立区は北千住駅前の丸井に文化・芸術の発信基地として、シアタ−1010を作り、駅前のテラスには大型巨大ヴィジョンを設置しております。
千住新橋のたもとには巨大な生涯学習センターを建て、区民の生涯学習のための活動をしております。
そして、旧庁舎後のデジタル・ファクトリーを建設し、映像ライブラリーや都立大学の誘致などと、文化・芸能・教育への比重を増やしております。
仮に文化・芸能・教育を軽んじているのであれば、これらの施設を作った理由が見つからないからです。
それならば、現在でも充分に資産価値のある「桜中学(足立二中)」を売却して「一時所得」を得るのではなく、その資産価値を有効活用することこそ、今、足立区が向かっているベクトルではないでしょうか?
一方で知名度のないゼロから立ち上げる文化施設を建設して、一方で知名度を持ち一部の改装だけで文化施設になり得る建物を売り払うのなら間尺に合いません。
■株式会社 桜中学校
しかし、残念ながら世の中お金というのは重要となります。
それはそうですね。少なくとも私達足立区民は住民税により、足立区にお金を払っているわけですから、際限なく使われてもたまりません。
しかし、こういうのはどうでしょうか?
区民、また、その賛同者に出資させるので、一口1万円でも1,000人集まれば1,000万円です。
さすがに学校を買い取るのは現実的ではありませんが、足立区の固定資産税や、初年度の運営費を集めることは可能ではないでしょうか?
株式会社桜中学校では出資者を「理事」と呼び、運営に関する助言と名誉を与えるのです。
また、出資者に企業や団体を加えればもっと資金調達は用意になることでしょう。
運営に当たっては「利益」をだすことを前提として、その「利益」を「地域活性」や「教育」に「投資」させるのです。
その為の株式会社です。
もちろん、NPOや有志団体でも第3セクターでも良いのですが、継続して運営して行くには「利益」がでなければ続かないからです。そして「株主配当」の代わりに「未来」に「投資」していくのです。
その「投資先」は足立区内に限らず、教育文化の為ならドコでもアリにしても良いかも知れません。
そうすればこのケースが「足立モデル」または「桜中学モデル」として広まるからです。
足立発!幸せのお裾分けです。
(つづく) あとがき<ヤンキー娘とフィリピン人との贈る言葉の思い出>
残して活かそう桜中学!
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